これ、結構致命的で、ケツ痛いと無駄なダンシングが増えるし精神的に参ってくるしいくつも山登りした日などはお尻痛くて、我が家のフローリングのリビングではクッションなしには座れないほどです。
ブルベでも走り終わった後は実は地獄。本当に辛いのです。
でも、サドルって高いじゃないですか。
なかなか試せないし、人様に借りて100Kmとか走って試すわけにもいかないし。
そんなこんなでずっと悩んでいました。それなりに走り込んでいるのでたぶんポジションの問題よりサドルが合っていないと思うのです。
そんな訳でずっと我慢して乗り続けていましたが、(いったいいつになるのか分からないけど)来るべきSR取得に向けてお尻問題を解決しなければならず、最近サドル探しの旅に出たわけです。
先日、奥武蔵の山奥で引きずり回されたのですが、そのとき一緒に走ったmtdtksさんの自転車についていたサドルが見たこともないサドルでした。一目見て、なんかビビッときちゃったんですよね。
調べてみるとSelle An-Atomica(セレ・アナトミカ)というアメリカのメーカーのサドル。一品一品手作りですよ?奥さん。
このメーカーのサドルでタイタニコ。正式名称をSelle An-Atomica Titanico LD Watershed Leatherといい、本皮のくせに防水仕様でメンテナンスフリーのサドルです。
メーカー曰く、
・使い始めから完璧にフィットするサドル
・まるでハンモックに座っているかのようなサドル
・PBP(パリ・ブレスト・パリ)や超ロングディスタンスレースで25%のシェア
らしいのですよ。
そんなに都合が良いのかね?と半信半疑になりながら、まぁカーボンフレームのピナ次郎には皮サドルは合わないよなぁと思いつつ、実際に使っているmtdtksさんに聞いてみました。
そしたら
以前は坐骨が痛かったけど、今は600Km走っても全然痛くないヨ
との悪魔の囁き。
fizikアリオネのパクリサドルである僕のVelo VL-1184も最近では手に入りづらくなってきたし、裏を見るとベースが割れていたりしてきたし、mtdtksさんは悪魔の誘惑をするし。
仕方ないので電子の海をさまよい、最安値のお店をやっと見つけてオーダー。
えぇ、僕が貯めた500円玉貯金をつかましたよ。だって600Km走りたいもん。
ダメならヤフオクで売り払いますよ。
で、届きました。
すげぇ。さすが高級サドル。なんか立派な布袋に入ってます。
まんなか割れてます。一枚皮のサドルですよ。
「座布団みたい」と揶揄されたVL-1184の倍くらいフニャリとしています。BROOKSのサドルはカチカチじゃないですか。それとは対象的。
袋と一緒に説明書もついてきました。
ポジションのあわせ方が下手な入門書より詳しく書かれています
装着した感じはこんな感じ
カーボンフレームで近代的な形のピナ次郎にクラシカルな皮サドルは正直似合いません...orz。
けど、(・ε・)キニシナイ!!
座ったら周りから見えないし。
見た目より俺のケツが大事なんだよ。
今日早速120Km走ってきました。
いやー。最初座ったときは驚きました。
今まで使っていたサドルを例えるならば
吉野家のイス
銀座の超高級クラブで革張りのソファにどっかり座っている感覚
です。
すごいよこれ。振動ゼロ。路面の感覚がお尻に全く伝わってきません。
あまりに快適すぎて、ついつい段差でもサドルに座ったまま走ってしまうほど(危ない)、快適です。
メーカーが言う「最初から完璧にフィットするサドル」はあながち嘘ではありません。まるで長く使っているサドルのようにぴったり僕の繊細なお尻にフィットします。
こりゃぁ快適。mtdtksさんが600Km走っても余裕という言葉もあながち嘘ではないでしょう。今日120Km走ってきましたが全然坐骨が痛くなりません。
正直坐骨が痛いヤツは黙って“セレ・アナトミカ タイタニコ”とgoogleの検索窓に入力しましょう。
このサドルでもまだケツが痛いと言うならば、そりゃポジションに問題があるか、それ以外の根本的などこかに問題があると言っても過言ではないでしょう。
来年のブルベはこのサドルで挑みます。
200Kmと300Kmを走る予定ですが、不安要素がひとつ消えて楽しみになってきました。
いや、ホントにすごいよ、このサドル。
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