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2008年9月7日日曜日

迷子とひとり峠練習







行ってきました。峠!約半年ぶりで、しかも今回は単独。 

朝5時に出るはずが寝坊して朝6時30分出発に(涙) 
雨が降りそうだけど、とりあえずGo! 

自宅から出て秋ケ瀬公園のところから荒川に入り、そのまま入間大橋まで。 
そこから入間川サイクリングロードをひたすら突き進み、終点の入間市まで。 
ここから先は未開の地。いつものことながら、初めての土地を走るのはその土地土地の空気や雰囲気が異なり、それを肌で感じるのはとても楽しい。 

日高市内に入るとアップダウンがあるが、自然が多くとてものどかな街並みが続く。 
高麗川駅を過ぎ携帯でALPSLabを開いて地図を確認。地図帳を持たずともこうやっていつでも地図を確認できるのは、なんて素晴しいのでしょう。(後にこれがとんでもないことになろうとはまだこの時点では知る由もなかった…) 

おおまかな行程を頭に入れてスタート。 

久々の峠道は思った以上にペース良く登れる。 
湿気を含んだ空気、鬱蒼と茂る草木の匂い…タイヤが接地する音と自分の呼吸音。そして蝉の泣き声だけがただただ聞こえる空間。想像できますか?すごく素敵な空間です。 



自分の限界がだんだん見えてきて息が上がってくる。ここまで片道50kmだったけど、筋肉はまだ大丈夫。ただ、心が折れそうになるが、なんとしてもこの道を登りきりたい一心で歯を喰いしばり、ひと漕ぎひと漕ぎペダルを踏む。 
ペダルを漕ぎながら、仕事のこと、家庭のこと、人生のこと、色々考えるけど、色々なイヤなこと全て、峠道に例えながらただひたすら登る。そうすれば、峠同様生きていく上での難関も登りきれそうな気がする。 

ンガーーーーーーーーーーーっ!!って言いながら、登る。息が続かず肺が痛い。坂道が憎い。つづら折りに続く坂道に、心が折れかかる。 
湿ったアスファルトとスリックタイヤのせいで、後輪がスリップしながら登る。車も人も通らぬこの山道で、ひとりコケて怪我でもしたら、シャレにならん!何としてもコケるわけにはいかぬ。気合いだー! 



とりあえず、てっぺんらしき場所に到着…。 
どうもさっきから方向が違うと思っていたんだが、どこかで道を間違ったらしい。 
携帯を取りだし、現在位置をGPSで確認… 


… 


… 


(*_*)


山奥なので携帯の電波が入らず現在位置が確認できない(*_*)
ヤバイ!迷子だ!しかも山奥で。 


とりあえず、麓に下りようと道を進む。 
雨がポツポツと降り始めてきた。寒い。真夏の格好してきて失敗した。運が悪い。 
雨に濡れながら、50km/hの速度で坂道を下る。震えるほど寒い。 




鎌北湖が見えてきた!助かった。 
とりあえず地元民らしきおじさんをつかまえて道を尋ねる。 
途中何人かの方々に道を尋ねながら進んだけど、みなさん親切にしてくれて本当に助かりました。ビバ!日高市民! 

…皆さんこの雨の中峠を越えてきたということでかなり変人を見るような目で見てましたけど。 



親切にしてくれた方々のお陰で大通りに出られ、なんとか高麗川まで出ました。 
幸い雨は山の中だけだったみたいで、麓に下りてからはほとんど降ってませんでした。 



そんな訳で人生2回目の峠はいまいちな結果でした。次のチャレンジでは道に迷わないようにちゃんと地図持っていきます。。。。 


【今日のコース】 
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=36457046b6f8bc97b96837e045519efc


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